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2009/03/10

「猿渡文書」の動機

 最初のところで、この文書(もんじょ)を記す動機にあたることが書かれている。

一 御手紙一通 一紙袋一ツ内 一刻たばこ包 一たばこ一ツ 一女絵紙三枚 一木筆あり 一判袋一ツ
右の通り御下しになられた。
右の通り卯(安政二)二月から当十一月迄下された御手紙本書三通及び当地卯四月から五月まで鹿児島に登せた手紙の控書三通、右両方の控をなくしてしまったので、これ迄どのように仰せられたか、またこちらからどのように申し上げお願いしたのかわからないのは極めて残念でならぬ次第である。
一 是からさきは、いただいた御手紙及び諸品々等または当与論島から鹿児島へ登せた手紙、控書等は銘々この本書に書き記しておくことにする。

 手紙を無くしたので何をどう言われてきたのか分からないのが残念だから、文書に書き記しておく、という。

 なんだか呑気な動機に見るのは、与論だからと、ぼくが色眼鏡で見るせいだろうか。時代背景や大島代官記の緊張度から比べると、のどかなことは否めない。猿渡家の文書なのだから当然といえばそうなのだが、与論らしいと感じてしまう。


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