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2008/10/20

沖縄から戦後日本を照射する

 書店では、表紙の少女の写真にどきっとしながら通り過ぎてしまっていた。 
 その本、『沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史』の出版を記念して、沖縄で講演が開かれた。

 「沖縄から戦後日本を照射する……佐野眞一出版記念講演会」

 記事に出てくる「月刊PLAYBOY」の方は一緒に仕事をさせていただいたことがあり、その際、連載されていた「沖縄コンフィデンシャル」の記事を見せてもらったことがあった。この記事のおかげで、コレがアレだったのか、とようやく結びついた次第。

沖縄の記者に「沖縄(の内部)では書けないことを書いて欲しい」と言われ、書く踏ん切りがついた

 と著者の佐野眞一さんは言う。そういえば、『笑う沖縄-「唄の島」の恩人・小那覇舞天伝』でも同じ事情を聞いたことがある。あれだけの言説を量産しながら、どこか不自由なのだろうか。ふと、「氾濫すれど空疎」という田場さんの言葉を思い出した。

 ともあれ、縁ある本だから、読まなきゃなと思っている。

 それにしても気になる記事だと思って書き手を見ると、浦島悦子さんであることがたびたびある。浦島さんの文体には惹きつけられてしまう。


◇◆◇

 コレがアレかは、もうひとつあって、水間さんにも去年、教えてもらっていたのだった。

 「戦後60年の沖縄を作り上げた怪人たち」

 でも、水間さんに言われて思い出すのだから、自分の健忘も恥ずかしいが、つながるなあと感じ入る次第。

◇◆◇

 池澤夏樹さんが早速、書評を書いている。

 今週の本棚:池澤夏樹・評 『沖縄 だれにも書かれたくなかった…』=佐野眞一・著

 佐野にとって沖縄は、「アリババの洞窟」かもしれないが、この本はむしろ、「壮大な打ち明け話」だ、と。


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コメント

以前、コメントをいただいた以下の記事でご紹介した連載が本になったんですね。
http://blog.amami2.com/?eid=545014
貴重な情報ありがとうございます。
早速注文しました。

投稿: mizuma | 2008/10/20 11:08

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