シゴーぬ中棚
「チヌマンダイ」で盛窪さんが、
シゴーの中棚 から 崖上を見上げて
たぶん 与論初 の 映像だと思います。
と書いていて、わくわく。
歌に名高いのに、どこのことか分からなくなっていたシゴーの中棚を、盛窪さんが見つけて撮ったもの。
思わず拝借させてもらった。(盛窪さん、事後承諾です。ごめんなさい)
持田さんによれば、諸鈍シバヤの「諸鈍長浜」にも似ているという「シゴーの中棚」の歌とともに上げます。
日が変わって、シゴーの中棚に抜ける穴も載せてくれているので、ふたたび拝借。秘密の場所への手がかりです。少しずつ謎が解き明かされるみたいで、どきどきです。でも、秘密、といっても少し前まで島人にはよく知られていてたんですよね。
「シゴーの中棚は浮き上がってみえる」、「伊平屋の七離れは浮き上がって見える」、「シゴーの中棚にわたしは通ってきた」。こんな歌詞もいいですね。
一
シゴーぬ中棚や 打ちやがてぃどぅ見ゆる
ヘンヤ ヌガヤルヘン
うし遊でぃ うちやがいる シゴーぬ半田
ウシヘンヨ ヌガヤラヘン
マタガリヘンヨ ヌガヤルヘン
二
伊平屋ぬ七離 打ちやがてぃどぅ見ゆる
ヘンヤ ヌガヤルヘン
うし遊でぃ うちやがいる 私達が遊び
ウシヘンヨ ヌガヤラヘン
マタガリヘンヨ ヌガヤルヘン
三
シゴーぬ中棚や 我が通てぃあたん
ヘンヤ ヌガヤル ヘン
うし我が通いぬ やしやぬ ノーダキ繁ち
ウシヘンヨ ヌガヤルヘン
マタガリヘンヨ ヌガヤルヘン
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コメント
ありがとう。
こんなところを 昔懐かしい 方のお話をききたいですね。
とおる先生と ここを 確認したいです。
今年じゅうに と 目標をさだめました。
浩先生と とおる先生が 私の灯台です。
これからも よろしく。
投稿: awa | 2008/10/02 20:23
ぜひ実現してください。
いつか、ハミゴーとシゴーの中棚で、誰かに三線を弾いて歌ってもらいたいですね。
投稿: 喜山 | 2008/10/03 07:30
おそらく、諸鈍の「諸鈍長浜」が、与論に伝わって歌詞がかわって「シゴーぬ中棚」(音が似ている)となったのでしょう。曲は同一のものです。中棚というのが謎だったのですが、実在するのですね! しかもこんな崖だとは思いもしませんでした(なぜか海底の棚をイメージしてました)。ここは若者の遊ビドーだったのでしょうか。それとも密会の場所?ちなみに、永良部ではもとの「諸鈍長浜」の歌詞でうたわれてもいます。 ウシー 諸鈍ぬ長浜ぬ打ちゃいひく浪は ヒヤルガヘ
ウシー 池地みやらびぬみわれ歯口 ウシーヒヤルガヘ
ヨーハリヒヤルガヘ
今度、お会いしたら「諸鈍長浜」と「シゴーぬ中棚」やりましょう!
投稿: 持田明美 | 2008/10/06 22:50
持田さん
> 今度、お会いしたら「諸鈍長浜」と「シゴーぬ中棚」やりましょう!
楽しみです!
「シゴーぬ中棚」は、伝説の場所なのでぼくも行ったことはありませんが、伊平屋も見えます、横穴状の洞窟だと思います。
もともと風葬の場所だと思いますが、遊び場として使われたこともあるかもしれません。近くのハミゴーはそうで、そこには、潮が満ちると海底に没する別窟もあるので、持田さんの想像はいい線です。
「諸鈍長浜」と「シゴーぬ中棚」、音、似てますねえ。
投稿: 喜山 | 2008/10/07 08:06