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2008/09/18

1671年の琉球使節の江戸上り行列絵巻物

 1671年の琉球使節の江戸上り行列を描いた絵巻物「琉球使者金武王子出仕之行列」が、修復のため那覇に戻っているそうだ。

 琉球使者金武王子出仕之行列 返却前に公開

 江戸上りを描いたものとしては最古だという。

 1671年の江戸上りは、清、最初の冊封使が訪れた1663年の8年後に当たる。次の1683年の冊封使の際には、薩摩が「宝島人」を偽装して冊封使に面会する。また、その後、いったん幕府は江戸上りを無用と考えるが、中国の朝貢国である琉球の使節を迎えることで「御威光」を高め国内支配を強化することに価値を見出し、薩摩は薩摩で、幕府を背後につけ琉球支配の安定化を図り、琉球は江戸上りで王朝の維持を図るという三者合意の江戸上りの相貌を強めていく。

 ※紙屋敦之の琉球論

 このたび一時帰省した絵巻物は、琉球の異国化が進展する、その直前のものだ。いつか現物を見たい。


 那覇市の県立博物館では今月23日から10月13日まで展示している。



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