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2008/09/06

晩年の寅さんが暮らす地

 大島のみなさんには遅い話題ですが、南海日日新聞のバックナンバーでさっき知ってしまったので、遅まきながら。

 山田洋次監督が奄美市で講演したんですね。

 山田洋次監督が奄美市で講演

 山田さんは、加計呂麻島の諸鈍に初めて訪れたとき、

こんな美しい集落が日本にあるのかと驚いた。清潔で品が良く、その美しさに引かれて晩年の寅さんが暮らす地に決めた。今でも寅さんはあそこにいると信じている。

 地元へのリップサービスを含むかもしれないが、山田さんは加計呂麻島が好きなんですね。ある面からは奄美の終わりと言える加計呂麻島には不思議な魅力がある。大島から引き離されたばかりのような海岸線はそう思ってみると痛々しさすら感じられる。それはまるで、母親と一体感のなかにある生まれたばかりの乳児のようだ。存外、島を出るまでそこが加計呂麻島という名前で呼ばれていることを知らなかったという声が最近まで続くのはそういう理由なのかもしれない。母との一体感にまどろんでいたい。そういう地なら、寅さんは落ち着きそうだ。

 「男はつらいよ 寅次郎紅の花」

 寅さんシリーズのなかにあるというのは、日本とみなしてもらいたい奄美の心性からは嬉しい映画だったろう。それならそこに描かれている日本、日本人とはどのようなものだったろう。ぼくは寅さんシリーズのよい視聴者ではないから云々できない。いつか、そういう目線で寅さんシリーズを眺めてみたい。



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