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2008/08/28

奄美の世界自然遺産登録へ向けた動向

 「えらぶしまんちゅ通信」で南海日々新聞の「世界自然遺産の登録推進へ」という記事を見つけて、おやと思った。

 奄美群島世界自然遺産登録推進協議会の幹事会とエコツーリズム推進部会が27日、奄美市名瀬の奄美会館であった。2組織とも同推進協の下部組織で、初会合。組織は県や市町村担当課長、関係団体などで構成するもので、設置要綱や世界自然遺産登録に向けた普及啓発活動などを柱とする初年度の事業計画などを承認した。事務局は奄美群島広域事務組合に置く。

 で、検索してみると、奄美大島で野ヤギ駆除の記事でも「奄美群島は世界自然遺産登録を目指しており」とあって、最近聞かないなと思っていたので、それを目指していることを改めて知った。

 「野ヤギ駆除し希少植物保護 食害受け奄美大島で」

 7月には、「奄美・国立公園化へ骨子案/検討会」という記事もあって、

国立公園化すべき奄美の特徴を
(1)亜熱帯照葉樹林とそこに生息・生育する動植物
(2)サンゴ礁の発達した海岸等
(3)自然資源と密接にかかわりのある地域文化-などと定義。
これに該当する地域で国立公園化を調整するとした。

 「国立公園化は世界自然遺産登録の前提の1つといわれている」とあるから、これも「世界自然遺産登録」を目指した動きのようだ。

 奄振による際限なき開発のイメージがあるので、「世界自然遺産登録」は全く逆の動きのようにも見えるが、後者をもって前者を制したい、もしくは後者で前者の動きを変えたいという欲求もあるのだと思う。

 更新の形跡はないけれど、

 「奄美群島を世界自然遺産へ」

 というページもあり、県も、

 同じタイトルで「奄美群島を世界自然遺産へ」

 というページを持っている。

 それなら、地元でどんな議論がなされているのか、もっと知りたいところだ。

 「山のケンムンどこへ行く@奄美」では、世界自然遺産に登録された知床に実際に住んでいた方が、奄美の世界自然遺産登録への動きについて書いている。

 世界自然遺産って?

今、奄美でも世界自然遺産推薦の話があります。

奄美には世界中でもここにしかいない生き物がいて、
それらの生き物が住める環境がまだ残っているという自然的特徴が
世界的に見ても貴重であるということです。
でも、今はその環境を守る仕組みもないので、
この特徴が永遠に残せる保証があるかというとそうではありません。
また、島の経済は公共事業への依存度が高く、外部から押し寄せる様々なものにより
地域固有の文化だって島民の強い意志がなければ廃れ、消えていくかもしれません。
世界自然遺産はこんな状況の奄美で、何を残すべきで何を改善すべきなのか、
これから先どういう奄美にしていくのかを
島民が皆で真剣に考える最高のきっかけではないかと思います。

 これからの奄美を考える「最高のきっかけ」ということ。それはその通りだと思った。



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