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2008/06/03

泥Tサンプル納品

 今日は山川さんと、久米Tシャツ屋さんに、泥染めTシャツのサンプル品を納品に行きました。

 久米繊維工業株式会社

 山元職人が精魂込めたオーガニック・コットン版とQUALISMA版それぞれについて、1回、2回、3回と染めたTシャツを山川さんが持参。見ていただいた。

 あまみんちゅラウンジでみなさんに見てもらったときと同様、人気は断然、QUALISMAよりオーガニックコットン版へ。QUALISMA版は、平板な感じがして、久米さん曰く、「使い古しのタオル」のような風合いが出てしまうのだった。

 面白かったのは、1、2、3回染めのTシャツの評価。職人の心意気からいえば、泥染めのなかの泥染めは3回染めのことをいう。ところが、Tシャツの専門家は、ひと目で泥染めと分かり格好いいのは1回染めで、これいいじゃんと話は弾む。面白い展開。3回染めはといえば、ここまでむらなく完璧に染まるのか、逆にいえば、ここまで完璧だと、もうTシャツじゃないのかもしれない、と。なるほど、です。

 そんなこんなで無事、納品完了。商品化へまた一歩、近づくことができました。

 かつて、本物のビールといえば苦いビールのことでした。ビールといえば苦いのが当たり前でそれが本物の証だったわけです。ところが、いま当時の苦いビールは、ただの苦いビールです。一部の愛好者には本物であることに変わりありませんが、多くの人の共感を得ることはできません。いまの「本物」は、程よい苦味のビールを指します。ということは、苦味のチューニングが、ビールの商品づくりに重要なテーマになるわけです。

 泥染め商品も同じ課題に向き合っているんですね。これはすこぶるマーケティング的なテーマで掘り下げ甲斐のあるところです。



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