« 自立まだまだ? | トップページ | やんばる駅伝 »

2008/05/23

「奄美経済の進むべき道」

 社会的分業は、各々の国または地域が優れた生産資源や技術を利用して比較優位な産業部門に特化することによって、生産力を増加させ、生産資源の節約を可能にし、社会的利益を産み出すといわれている。しかしながら、農業国は工業国に、小国は大国に、発展途上国は先進国に従属させられ、不利益を被ることも多い。植民地のモノカルチュア農業(たとえば、砂糖きびや綿花の単一作物栽培)がその一例である。奄美の経済は果たして、比較優位の産業または生産資源を活用した社会的分業に基礎をおいたものであるといえるであろうか。大島紬や砂糖きびは、かつては比較優位性をもっていたが、時代の変化とともに現在では比較優位性を失ってしまっている。新たな比較優位産業または生産資源を創出しなければ奄美経済は衰退を余儀なくされるであろう。奄美にとって比較優位の産業または生産資源とは何であろうか。それは亜熱帯性の気候風土、狭小・隔海の島峡性、独特の歴史・文化に支えられたものであるだろう。あるいは、新たに外部から導入した産業または生産資源も比較優位性を確保できる可能性は存在する。それは簡単なことではないが、研究開発の必要がある。(『それぞれの奄美論・50』

 「大島紬や砂糖きび」は比較優位性を失っている。それはその通りだ。それはその通りだから皆村さん、もう少し何か具体的に言ってほしい。奄美も被ったモノカルチャー農業の搾取を、「たとえば、砂糖きびや綿花の単一作物栽培」とおすまし顔で通り過ぎてもほしくない気がする。皆村さん、和泊出身だったらなおさらである。

 「必要である」という当為は分かるので、具体的に奄美に触れてほしい。

◇◆◇

 たとえば、奄美ならではの地域ブランドの育成はひとつの方法だと思う。

 島根県の隠岐、中ノ島の「サザエカレー」も、同じ「島発」の地域ブランドで、ぼくはとても参考になった。

 サザエカレーの由来 - ケーススタディとして

 この町は、「コンサルタントを使わない」ことを柱にしていた。とてもいいことだと思う。

 「コンサルタントを使わない」

 与論島では、たとえば、島の情報発信・通販拠点として「ヨロンジマドットコム」が生まれた。

 ヨロンジマドットコム
 (と思ってみたら、ハガキ写真の優秀賞を発表していますね。こういう読者参加型、とてもいいです。)

 こんないい芽を、ネットで一気に共有できるのだから、島の内外で応援して育てていきたいものです。


「奄美経済の進むべき道」皆村武一



|

« 自立まだまだ? | トップページ | やんばる駅伝 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/87956/41101996

この記事へのトラックバック一覧です: 「奄美経済の進むべき道」:

« 自立まだまだ? | トップページ | やんばる駅伝 »