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2008/03/13

シニグ道

 以前、盛窪さんがシニグ道を記録したいと書いていて、とても嬉しくなりました。

 ※「シニグクとアマミク」

 シニグ祭のときに通るシニグ道は、与論島の民にとってとても重要な道です。『ドゥダンミン』でも触れられています。

 以前はシニグ道(神道)を通ってハジピキパンタ経由でターヤパンタまで行ったということだが、引き継いでないので道順もわからず、しかも道を違えることはできないこととしていたので寺崎の地だけで祭るのみにしたということである。
 寺崎シニグ道は、二年に一度行われるシニグのときだけ通る神道である。特殊な道で通るのがとても難儀だったという。クルパナシニグは、増木名池を通らなければならなかった。水かさが増しているときは、荷物を頭に載せて胸まで水につかって渡ったという。
 最初に開発祖神が与論島に上陸したのは、赤崎だといわれている。その次は、黒花と寺崎だといわれ、その祖神が通って行った道がシニグ道だといわれている。(『ドゥダンミン3』竹下徹)

 「引き継いでないので道順もわからず」という与論ぽさが何とも残念ですが、引き継がないと道順が分からないということのなかにシニグ道の性格もよく表れています。それは必ずしも日常的に使っている道ではなく、主に口承で、祭儀のときの反復によって伝承されてきたから、祭儀に参加できない引き継げないとなった途端に復元が困難になるということなのでしょう。

 シニグ道は、与論島の東西南北から上陸した島の民の移住の足跡を記憶に封じ込めたものに違いありません。その道を辿れるということは、島の歴史を辿れるということでもあるのです。寺崎シニグ道は、もう叶わないかもしれませんが、それでもいつか辿ってみたいと思うシニグ道です。



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コメント

黒花へのシニグ道はウグミが歩いた道と聞いたことがあり、興味があります。
池田住統さんが元気なうちに聞いておかなくては・・・。
 今日、訪ねてみたいとおもいます。
やれる、時にやっておかないとね・・・。
 荘一さんの夢をみました。
20代の若者でしたが・・・。

投稿: わらび | 2008/03/14 03:27

わらびさんの夢に出たなんて聞くと、与論の島の人として認めてもらった気分で嬉しいです。

黒花へのシニグ道はウグミの歩いた道。ぞっとしますが、面白いですね。その話、もっとお聞きしたいです。

投稿: 喜山 | 2008/03/14 16:59

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