何もないということは、人が作ったものがないということ
映画『めがね』のDVD発売に合わせて、フードスタイリスト飯島さんが、『めがね』で用意した料理について語っています。
スクリーンいっぱいに映し出された料理も、キャストの一人。
『めがね』DVD化記念・フードスタイリスト飯島奈美さんの“理想の宿ごはん”とは。
ロケをしたのは与論島でしたが、南の島らしい食事を強調したいわけではないから、現地で手に入らないレンコンやさやつきのそら豆は、東京から送ってもらって。
と、こう語っているが、そういえば料理にしてもいかにもな南の島(与論)らしさは無かったけれど、それは気にならなかった。
それとは別に与論らしさはきっちり描かれていたからだと思う。その与論らしさを、「映画『めがね』なにもないがある島の日常」というあんとに庵さんの言葉を手がかりに、「何にもないこと」と捉えてきたけれど、その何もなさというのは、「人が作ったものが何もない」というようにも言い換えられそうです。「人が作ったもの」ではない自然があふれているということ。そこで、「人が作ったもの」しかない都市で生活している人は、そんな光景を前にすると、思わず「たそがれて」しまうのでしょう。
映画のことを久しぶりに振り返れたインタビューでした。それにしても、飯島さんはお見かけするだけで美味しいものを作りそうな雰囲気を醸し出しています。(^^)
この『めがね』DVDのパッケージもシンプルですね。TVでやっていた「朝のたそがれ」も収録されているそうです。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント