与論砂浜三十景 30 トゥイシ
ナーバマの(とぼくが思っている)隣が、トゥイシになる。
ナーバマの右下に見えた影は、
この三つ連なる巨岩のものだ。
ここが境界になるのも不思議はない、
そして与論ではあまり見ない、堂々たる佇まいだ。
岩は大綱で渡してあって、
祭儀の場所を思わせる。
この三連巨岩の名を知りたい。
ここからは与論港が臨める。
旅情を感じる浜辺だった。
いちばん奥の立神のような岩のふもとでは、
旅の青年がウクレレの練習をしていた。
与論がいちばんいい、と言ってくれた。
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コメント
今晩は。
とうとう、30話になって、淋しい。
この 綱をかけた集落の代表がしりたいと思っています。
供利の港(与論港)を出航するとき、
この奇岩の北の方角を知りたいと何時もおもっていました。
北なのか 南なのかと
海風の浸食をかんがえていました。
砥石に磨かれる刀と 自らが砥石であると
語った 尊敬する先輩の言葉が懐かしい。
齢をとったら、思い出話が多くなりました。
がしがよー・・・。
投稿: awamorikubo | 2007/11/20 20:26
awamorikuboさん
目検討で30くらいかなと思ったら、
砂浜はまだまだありました。
もう少しだけ、続きがあります。
与論は小さいと思われがちですが、
奥行き広いですね。
縄をかけることだって、ちょっとした謎になるわけですね。
すごいなぁと思います。
海風の侵食の謎もぜひ、解いてください。
投稿: 喜山 | 2007/11/20 22:27