与論砂浜三十景 12 トゥマイ
映画『めがね』の舞台を、
ぼくたちは一帯の呼称で寺崎海岸と呼んでいるが、
タエコの立った浜辺は、実はトゥマイと言うのだそうだ。
映画では、タエコが編み物をしたり、みんなでメルシー体操するくらい、
穏やかだったが、この日、浜辺には波が寄せていた。
島の北側にあり、干瀬までの距離は近い。
波浪の時には、浜辺まで波が立って寄せてくる。
陽射しも強く、映画よりも“白”が輝いている。
トゥマイというからには、
泊(とまり)で、「港」の意に解したくなるが、
供利などと違って、港にふさわしい深さがない。
それとも漁港の役割を果たしていたのだろうか。
映画でタエコたちがトゥマイ(泊り)したのは、
確かにここに違いないのだけれど。
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コメント
今は満ちていますね。
引き潮の時
三月の岩が現れるそうです。
それが とぅまい の石ではないかと思われます。
誰が祀っているのか 調べたいですけれど、
私の うぶん ではないので 止めています。
小さい与論島ですけれど
宇宙を支えている柱があるとしたら
アトラスになれるかも 知れません。
ハッピーな 文化の日です。
投稿: awamorikubo | 2007/11/03 06:51
awamorikuboさん
島は本当に宇宙を内包していますね。
そうですか、そういう岩があるのですね。
トゥマイ、納得しました。
とおとぅがなし。
投稿: 喜山 | 2007/11/03 19:28