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2007/08/14

地獄と死と家路と

「あまみ便りblog」さんに教えてもらって、
NHKの「夏うた2007」を観た。

 今夜のNHK「夏うた2007」

琉球弧の関心でいえば、
元ちとせの「死んだ女の子」、
中孝介の「家路」、
coccoの「heaven's hell」を聴けた。

 ♪ ♪ ♪

元ちとせの曲は、死んだ女の子の立場で歌う曲で、
その分、歌詞はあからさまで異様ですらある。

けれど、原爆ドームをバックに坂本龍一のピアノで歌うと、
別のムードをかもし出す。
いや、ムードというよりそれはオーラかもしれない。
なんというか、歌うノロ(神女)に見えてくる。

それは彼女の歌唱と舞踏の力だ。

なにより、これが圧巻だった。

coccoは、沖縄の海を諦めない思いを込めて、
天国の地獄を歌い、

中孝介は、帰るべき地の自然を豊かに持つ中が、
満点の銀河を降ろしたような渋谷の夜景を背景に、
お盆らしく、家路を歌う。

それぞれの切実さがにじみ出たいいパフォーマンスだった。

NHKとはいえ、琉球弧の三人の歌い手を
ひとつの番組に出て、不思議な感じだ。

でも、琉球弧像の更新であるには違いない。

嬉しい。




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コメント

 皆さんご存知かな〜と思いつつ記事を書いたのですが、よかったです。
 沖縄の興南高校を応援していた(残念な結果でしたが)ので、さきほど録画していたものを見ました。
 ちとせさんは、ん〜〜。メッセージが強すぎたような。
 孝介君が「家路」だったのは嬉しかったですね。「花」よりも孝介君のいいところが出ていると個人的には思っています。
 Coccoさんははじめて映像で見ました。ユタ神のようなパワーを感じました。
 NHKの終戦を特集した番組の中で琉球・奄美のアーティストが3名も出て、メッセージ性の強い唄を唄った。これはなにかの変化だと思いたいですね。

投稿: mizuma | 2007/08/14 22:12

mizumaさん、感謝しています。
おかげで、ライブで見れましたから。
興南高校より優先してしまいました。

coccoさんの憑依したような歌いっぷりは、
まさに「ユタ神のようなパワー」ですね。

mizumaさんの「家路」評価は、
中さんにしてみたらわが意を得たり、
ではないでしょうか。

ぼくも「変化」を感じます。

投稿: 喜山 | 2007/08/14 22:22

前略

ゆんぬちゅる しまや
いんくーさや あしがよ

ユンヌちゆる(与論という島は)
インクーサヤ(居難さや)
あしがよ→アイシガヨ(在るがよ)

なびぬ(鍋の)すくなかに(底中に)
ぐくぬ(五穀の)たまる(溜まる)

もしかして 「貯まる」かな?
「溜まる」なのかな?
それとも 「堪る」かもしれないね

投稿: サッちゃん | 2007/08/15 22:32

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