「観光するところなんて、ありませんよ」
このタイトル、ドキっとしましたか?
これ実は、映画『めがね』の台詞だそうです。
観光したいと言うタエコ(小林聡美)に返される答えが、
観光するところなんて、ありませんよ。
他にも、
たそがれないのに、一体何をしにここに来たんですか?
とも。
予告編では、
ここ携帯つながんないんですよ、いいでしょ。
たしか、こんな台詞も入ってました。
実際の与論島は、島中観光地だし、携帯は浜辺だってつながるし、
たそがれるだけじゃなく、希望もロマンもいっぱいなんだけど、
映画『めがね』の台詞は、妙に、与論ぽい。
観光するところなんてない、も、
携帯はつながんない、も、
たそがれないのに、何しに来たんですか、も、
与論ぽい。
そういえば、また最近、どこかのブログで、
「ヨロン島はバリ島の近くにあると思ってたの私だけ~」
と驚いている記事を見かけました。
これもまた、カタカナヨロンのこととはいえ、与論ぽい。
かつて沖縄は「天国にいちばん近い島」と、
キャンペーンされたことがありました。
与論島はかつて南の最果ての島でしたが、
今は、与那国島や波照間島が、その任についています。
与論島のポジションはどこだろう?
そう思うとき、
何もない、
何もしない、
どこか分からない、
どこかの南の島。
という映画『めがね』の提示するイメージは、
旅する島、与論島のポジショニングとして、
いいなぁと思えます。
○ ○ ○
上の台詞は、このサイトで見ました。
試写会の様子を含め、いちばん詳しい紹介が出ています。
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コメント
友人の詩集が送られてきました
おーい あの頃
何もなかったね
いつもいつも ひもじかったね
おーい あの頃
だが なんとなく なのしかったね
・・・・・とありました
「襟裳の春は 何もない春です…」
と歌って 地元から猛抗議があった
という話を思い出しました
ヒットして、結果オーライでしたが
陸地の木が伐採されて、襟裳の海
の昆布がなくなっていましたが
木を植えて再生を図っていたようで
す。どうなっているのでしょうか?
石垣の珊瑚も、白化が進んでいる
らしいですね
ないものねだりをしないで、無か
ら有を生じることはできるのでしょ
うか
なせばなるかな
投稿: さっチャン | 2007/08/24 13:41
さっチャンさん。
実際、与論の珊瑚礁もほぼ壊滅状態。
でもそうなっても全ての魅力を失うわけではなく、
海としての魅力は湛えたままです。
自然は繊細でもあれば、
途轍もなく大きくもありますね。
あるものを育てていくこともしていきたいですね。
投稿: 喜山 | 2007/08/24 18:46
クオリアさん
与論の海にも、石垣にも潜りました
与論の海の透明性 チュラサイドウ
ガシガよ ガシュクトゥチチ
安心、安堵はできない思いでいます
アッセ ヌガティボ スーワーデール
投稿: さっチャン | 2007/08/24 23:39
さっチャンさん。
ワンナガ ガンチ ムーユン。
いつも、フバマに行くときは、
海水の様子、ゴミの有無に一喜一憂です。
ガシガ ションシ チュラサイヤー。
投稿: 喜山 | 2007/08/25 08:32