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2007/08/29

八重山の表情

石垣島、西表島周辺の八重山の島々は、表情が豊かだ。
竹富島というと、安里屋ユンタをすぐに思い出すし、
最近では、竹富島出身の崎山毅さんの
「大隈・奄美、八重山の地名相似説」を知った。

 「大隈・奄美、八重山の地名相似説」

小浜島では「ちゅらさん」、鳩間島は「瑠璃の島」のテレビ番組、
由布島では、水牛車と不思議な植物園、
新城島では、アカマタ・クロマタを思い出す。

でもぼくの皮相な認識はここまでで、
黒島はイメージできるものがなかった。

『海と島の思想』で、
辿ってみると、これらの島々の姿がもう少しはっきり浮かび上がってくる。


たとえば、由布島はかつて、
西表島の古見部落の雨乞いの「祈願所」であったという。

西表島の東の少し離れた小島で、むべなるかなと思う。

地名が、ぼくのいちばん身近な与論の海、フバマと
同じ由来のように見える小浜島には、
ダートゥダーという仮面芸能がある。

1926年から封印されてきたが、2001年に復活。
小浜島にしかないものだという。

ダートゥダーは、収められていませんが、
ダートゥダーが行われる結願祭の触りは見ることができます。

 結願祭(きちがんさい)
 
黒島は、2002年から無医村状態になった。
それから、石垣市からの週一回の巡回診療や
保健師の方のボランティア活動でつないできたが、
無医村は続いている。

野本さんの記述はそこで止まっている。
気になるので、調べてみると、去年の10月、
常駐の医師が誕生したという。

 住民安ど、大喜び「常駐医師が来た」黒島診療所

診療所再開の喜びを伝える記事もある。

 診療所再開で島をあげて歓送迎会

医療不安から島を離れるケースもあるから、
医者がいるという安心感は計り知れないと思う。

そういえば、ドクター・ヘリのことを思い出す。
Wikipediaによると、沖縄県では、ニーズはあるが、
財政事情からドクター・ヘリ事業は行われていない。

補完として、陸上自衛隊と海上保安庁の
航空機による搬送が行われているという。
ぼくが覚えている範囲でも、那覇から来たヘリコプターで
患者さんが与論島から搬送されることがあった。

ただ、機内での高度な医療はできないものの、
ヘリコプターを使った患者搬送は始まっているようだ。

 民間ヘリで患者搬送/県内初

 ○ ○ ○

鳩間島では、深刻な過疎対策として、
「里親制度」を敷いている。「子乞い」だ。
ぼくはそれだけでもびっくりするのに、
テレビ番組の「瑠璃の島」は
それをテーマにしたものだと初めて知った。

 瑠璃の島2007

南の果ての受け皿になるから、
何か大きな意味を感じるけれど、現状をぼくは知らない。
とても知りたく思う。

顔立ちのはっきりしている八重山の島々も、
琉球弧の現在形の姿を教えてくれる。

 ※「巨人伝説の島・波照間」




『海と島の思想』 (野本三吉)
Ⅳ 暮らしの思想
28 離島の輝き・鳩間島
29 「星砂」の島・竹富
32 ダートゥダーの島・小浜
33 島づくりの夢・黒島
35 水牛車の風景・由布島
36 アカマタ・クロマタの島・新城



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コメント

崎山毅さんの「大隈・奄美、八重山の地名相似説」、
ものすごく興味があります。
古書、探してみます。

投稿: NASHI | 2007/08/29 23:34

NASHIさん

短い文章ではありますが、とても面白いです。
半世紀前に書かれたものなんですよね。
崎山さんとお話してみたかった。
そんなことを思わせてくれます。

投稿: 喜山 | 2007/08/30 07:54

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