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2007/05/26

琉球弧・重なりあう歴史認識

高橋孝代さんの論文はインターネットで読むことができたし、
遠慮しとこうかなぁ、なにしろ高いしと、
一度は書棚に戻したのだけれど、
ややあって、やっぱり読まなきゃと
手にしたのがこの本だった。

  琉球弧・重なりあう歴史認識
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この本には、「沖縄研究のアポリア-歴史認識の多元化を求めて」
というタイトル案もあったそうだ。

でも最終的には、
 『琉球弧・重なりあう歴史認識』に落ち着いてよかった。

こちらのほうが、広がりや前向きなトーンが出るというものだ。

そしてその名の通り、
この本からは、従来の沖縄本には無かった響きを聞くことができた。

そのことをこれから少しでも紹介できたらと思う。

「琉球弧」認識は、ようやく内実を持ちつつあるのかもしれない。


【目次】

琉球弧をめぐる歴史認識と考古学研究
-「奄美諸島史」の位相を中心に
(髙梨修)
関係性の中の琉球・琉球の中の関係性
(吉成直樹)
「糸満人」の近代
─もしくは「門中」発見前史
(與那覇潤)
「琉球民族」は存在するか
─奄美と沖縄の狭間・沖永良部島をめぐる研究史から
(高橋孝代)
幻の島─琉球の海上信仰
(酒井卯作)
大城立裕文学におけるポストコロニアル
─ハイブリッドとしてのユタ/ノロ
(リース・モートン)
在関西のウチナーンチュ
─本土社会における歴史と差別・偏見体験
(スティーブ・ラブソン)
多元的歴史認識とその行方
─アイヌ研究からの沖縄研究の眺め
(坂田美奈子)




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