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2007/05/12

「しまぬゆ」との対話

今年、2007年4月に、
『しまぬゆ1 一六〇九年、奄美・琉球侵略』が、
南方新社から上梓された。

Shimanuyu_1










装丁からして骨太な本だ。

いや中身だって開いてみると、
ひらがな、カタカナの多いいまどきの書物のなかで、
目見当だが、文中の文字に占める漢字の比率が5割にも
のぼるのではないかと思われる“黒い”本である。

いや、装丁の前に中味の前に、
「一六〇九年、奄美・琉球侵略」というテーマ自体が骨太だ。
というか、重たい。

これは読まれにくい本だと思う。
特に、琉球弧の若い世代には縁遠い作品かもしれない。

けれど、琉球弧の歴史を紐解こうとすれば、
避けられないテーマだ。

ぼくはこの本を上梓した執筆者、編者の方々の労に、
まず、敬意を表したい。

そして、この本を手がかりに、
1609年をどう受け止めていけばいいか、
考えてみたい。

できれば、

琉球弧の島々はかつて薩摩に侵略されたことがあることを知らない
(そんな人はいないか?)
琉球弧の若い世代にも受け取ってもらえるように、

奄美と沖縄は、かつて琉球として
同じ政治的共同体にあった歴史を知らない
(そんな人はいないか?)
琉球弧の若い世代にも受け取ってもらえるように、

書ければと思う。


いきおい、ブログに向かない重たいことを
書くことにもなるだろう。

でもよろしければ、お付き合いください。
琉球弧の歴史づくりをしたいのです。


■目次 ----------------------------------------------------------------

<巻頭言> 奄美・琉球侵略、四百周年に寄せて 山下欣一
特別企画 一六〇九年、奄美・琉球侵略 義 富弘

はじめに
第一章 南島と大和
第ニ章 琉球王国
第三章 奄美・琉球侵略の背景
第四章 奄美・琉球侵略経過
第五章 戦後処理
あとがき
編集後記

編集委員
親里清孝、薗 博明、新元博文、森本眞一郎、
義 富弘、故藤井勇夫




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