首里は汐入(しゅーり)
牧野哲郎さんの
「『おもろそうし』にみる沖縄奄美の共通地名」に、
触発されてます。
牧野さんは奄美の「汐入原」の地名に着目して、
昔は、満潮時に汐入池、汐留場だったろうと推論しています。
で、シュリといえば、沖縄の古都首里を思い出しますが、
標高50メートル前後の首里城周辺を、
汐入(シュリ)と結びつけるのは難しい。
牧野さんはいったんはそう言いますが、
文献にあたって、
首里台地西南周辺の低地が、
湊、船着場だったことを確かめます。
そして、
従って首里周辺の川の下流には
満潮時には汐が入っていた
と推論しています。
牧野さんによれば、首里は汐入なのです。
「首里=汐入」説、面白いですね。
昔の地形に戻って発想する。
地名を探索するときには、
忘れてはいけないですね。
ときに与論には、シュリ関連の地名はなさそうですね。
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