沖永良部は、イラブから?
与論のお隣の沖永良部島。
ここも、その地名の由来は確かではないんですね。
沖永良部を地名として考えると、
伊良部島、口永良部島を同系列とみなして、
同時に説明できることが条件になるように思います。
最近、おなじみ。牧野哲郎さんの
「『おもろそうし』にみる沖縄奄美の共通地名」には、
イラブも取り上げられています。
伊良部
沖永良部
伊良皆
伊羅良
これらの共通項に「イラ」を取り上げ、
(1)洞穴
(2)低湿地と傾斜地に多い地名
この2点を挙げています。
ここでいえば、「洞穴」にまず、関心そそられます。
なんといっても、沖永良部島には、
大きな鍾乳洞があります。
総延長10キロにも及ぶ長大なもの。
最初の居住地だった洞穴が巨大なら、
それが地名に選ばれても不思議ではないでしょう。
では、と他2島をみると、
伊良部島には、「大竹中洞窟」があります。
手応えありかと思いきや、口永良部島にはどうやらなさそうです。
残念。
エラブ洞穴説は、ひとまず成り立たないとします。
§ § §
こうなると、誰もがなんとなく一度は思いそうな、
イラブチャー(魚)やイラブー(海蛇)とのつながりです。
ぼくはこの中では、
エラブウミヘビとのつながりを考えてしまいます。
沖永良部島では、
食用にもよく使われ日常的ですが、
地名として思うのは、
エラブウミヘビが自然神として擬人化され、
それが地名になっているのではないかという可能性です。
愛媛など、擬人化された自然が神名となり、
それが地名になるというのは、
古代の名づけ法です。
沖永良部島は、(擬人化された自然神としての)蛇の名。
という解釈です。
あるいは、エラブウミヘビを祖先とみなし、
その祖先の島としてのイラブという意味です。
南島のどこかで、
アマン(やどかり)が自分たちの祖先だとする認識を
読んだことがあるので、これもありうると思います。
このアイデアはいまのところ思いつきのレベル。
他の考え方にも出会って鍛えていきましょう。
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コメント
クオリアさん
地名探索が楽しそうですね
こんな唄がありましたけど、今も唄うんでしょうか?
「甍の波と 雲の波・・・・・忽ち龍になりにけり」
ゆんぬは、ユンヌだから私は「ユンヌンチュ」なんですよね。
それが分るだけで安心できるような気がします。
投稿: サッちゃん | 2007/04/10 00:31
おきのえらぶは読みにくくて
書きにくい字ですね。
なんでこんな長い呼び名がついたか不思議におもいます。
伊良部で良かったのに。
ゆんぬといらぶのはずではないでしょうか。
あと
とぅくとあまみ
短い言葉で2字か3字で読みたいものです。
直感的な発想です
気にしないで下さい。
いつも ありがとうございます。
おはよう きやまさん。
投稿: 泡 盛窪 | 2007/04/10 05:39
サッちゃん、コメントありがとうございます。
与論ちゅる島や小くさやあしが、鍋ぬ底中に五穀ぬ溜る。
という言葉がありますが、
与論ちゅる島や小くさやあしが、ゆんぬてゅる言葉のあゆん。
と言ってもいいですね。
ぼくも、ユンヌンチュと言えるのが嬉しいです。
投稿: 喜山 | 2007/04/10 09:16
盛窪さん、おはようございます。
もともと、いらぶ、ゆんぬ、とぅく、ううしま、
だったんでしょうね。
他にもイラブがある、大島があるとなって、
付けたしが必要になってきたんじゃないかと思いました。
その上、正式な名称にするのに「島」を
つけなきゃいけなくなったりして。
もともと何て呼んでたか、忘れたくないですね。
投稿: 喜山 | 2007/04/10 09:19