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2007/04/04

徳之島に、ヨンニ!

おとついの続きですが、
国会図書館は、オンライン化が進んで、
使いやすくなっていました。

以前は、インデックスで本を探して、
用紙に書籍情報を記入して、
本を出してもらっていましたが、
パソコン端末で検索して、
本を選べば、もう申し込みは完了でした。

複写請求もそう。
利用者カードを端末に置くと、
現在、借りている書籍が一覧で出るので、
そこから選べば、
複写請求書を印刷して出してくれます。

頁を記入してしおりをはさんで、
すぐに複写依頼を出せました。

一度に借りられる数が三冊までなのが、
たしか以前と同じなので、
関連資料をバンと広げて
調べものをすることができないのが、
ちょっと不便でしたが、
それでも前に較べれば、
スピーディに調べものができました。

 ○ ○ ○

またしても前置き長くなりましたが、
『南島の地名』を借りたのです。

そこに、牧野哲郎さんの論文、
「再び沖縄←→奄美の共通地名を求めて」
があります。

それを眺めていたら、
今帰仁村の「与那嶺」と共通だろうと
牧野さんが考えた奄美の地名に、
なんと、「ヨンニ」というのが出てくるんです。

ヨンニ。

ユンヌと似てるじゃないですか。
というより、これはもう、
「ユンヌ」と同じだと見なしていいでしょう。

ヨンニはどこの地名かといえば、
阿権、とあります。

で、阿権はどこ?と見ると、徳之島、でした。

ヨンニは、浜辺なのかそうでないのか、
分かりませんが、ユナ系だから浜辺だと思うのです。

嬉しい発見。

徳之島のなかに、
与論(ユンヌ)と同じ地名があるということですから。
徳之島の中の与論、です。

与那国島のダンヌ浜に続いて、
ユンヌつながりの地名が増えました。

 ◆ ヨンニ 徳之島にある地名
 ◆ ユンヌ 与論島の地名
 ◆ ダンヌ 与那国島にある地名

ダンヌ-ユンヌ-ヨンニ、という連鎖。

与論を仲立ちして奄美と琉球がつながるのが
なんだか、嬉しいです。

※関連記事 「ドゥナンとユンヌ」



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