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2007/04/16

「めがね」の与論

このところ、与論関連のブログで、
ちらほらと「めがね」の文字を見かけるようになりました。
映画『めがね』の撮影の舞台が与論島だからです。

 人生を1回休むつもりで、宿を訪れたタエコ(小林)に、
 宿の主人ユージ(光石研)、島の生物教師ハルナ(市川
 実日子)、タエコを捜しにきたヨモギ(加瀬亮)、そし
 てかき氷作りの名人サクラ(もたいまさこ)。めがねを
 かけた5人が「たそがれる様」を「かもめ―」よりもさ
 らに力の抜けたタッチで描く。

クランクアップを伝える記事を読むだけでも、
与論向きだなぁと思えてきます。
「力の抜けた」というところが。(^^)

 高まる周囲の期待をよそに、3月中旬から与論島で合宿
 状態のキャスト陣は、のんびりした雰囲気で撮影に臨んだ。
 「きょうが何曜日か、何日かとかも分からなくなりますね。
 本も読む気にならないし、テレビも見ないし」と小林が言
 うと、もたいは「欲がなくなるのかしら」とニヤリ。加瀬
 も「いい芝居しようっていう気さえもなくなりますよね」
 と話した。

この気分はよく分かる。

ぼくも、島に行くと、時間の感覚は薄れるし、
メールは文字化けに見えてくるし、
たしかに、欲は減っていく、
というか、自分がおだやかになっているのに気づきます。
都市では、欲望に釣り下げられているのがよく分かってくるのです。

もちろん、これは自分がオフに行くからだけれど。

でも、いい芝居はしてほしい。
いい映画であってほしいです。

与論島を舞台にしたことが、
作品にいい影響を与えていますように。

ところで、監督は、
ここは何もないからたそがれるしかない、
と言っています。

たそがれる場としての与論島。
それもあり、ですね。


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