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2007/04/29

祖母の三回忌

今日はカナ祖母(ぱーぱー)の三回忌だ。

あの日、ぼくは急いで便を取り、
長男を連れ立って鹿児島経由で与論に向かった。

なんとか宇和寺に着くと、
叔母が、「このあいだともう違ってしまったね」と
泣きながら教えてくれた。

祖母(ぱーぱー)は、
ふつうに眠ったように、横になっていた。

葬儀では、いとこの電報が読み上げられた。
夏休みに祖母と過ごした夏のあったことを得意げに言う。
ああみんな一緒なんだなと思った。
彼女と過ごした時間のあったことはそれだけで自慢なのだ。
ぼくがそうだから従兄弟の気持ちはよく分かった。

祖母のひつぎは重かった。

あんなに嫌がってたのに、
祖母は火葬に付される。

ぼくも初めて与論の火葬場に行って、
久しぶりにぱらじ(親戚)とひととき過ごした。


祖母のいない世界を
ぼくはまだ受けとめかねている。

祖母に会いたくて仕方ない。
「きちゃんむい」と言ってほしい。

ぱーぱー、ぱーぱー、
わーちゃんちゃー、みーまぶーてぃたばーり。
そう、甘えてしまう。

ぱーぱー、改めて、とおとぅがなし。

安らかに。

これは、ゆんぬ言葉で何て言えばいいんだろう。



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コメント

こんばんは。
安らかに。

  むいさがんのー   ではどうでしょうか。
目上の方ですから
  むいさがてぃうゎんのー  がいいでしょうか。

  方言も結構おもしろいので、
小説の名文を与論語で訳する遊びも面白いとおもいますね。

懐かしい人は亡くなっても身近に居る様に感じます。
時々呼びかけられ、空耳だと気が付くことも・・・。

投稿: awamorikubo | 2007/04/29 21:28

盛窪さん。

「むいさがてぃうゎんのー」。
ニュアンス分かりました。ありがとうございます。

昔話を与論言葉で語ると、味わい深い気がします。

懐かしい人は、与論にいると、
なおいっそう身近に感じられるのでしょうね。

投稿: 喜山 | 2007/04/29 21:49

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