雪と白砂
雪はふわふわしているだろうな。
触ってみたいな。
小さい頃はそう思っていました。
ふわふわしてそうなのに、
テレビでみるなだれはどうして危険なんだろうな。
それが疑問でした。
※ ※ ※
あるお正月。
浜に降りて、バケツに砂を入れて
庭にまいたことがありました。
いくら海が近いとはいえ、
砂を抱えて持ってくるのはひと苦労でしたが、
赤土の上に白砂をまくと、
それはきれいで、
庭が清められた感じがするのでした。
雪はこんな感じだろうな、
とわくわくしたものです。
※ ※ ※
実際の雪は、
もっと白く、
想像していたのと違って、
硬くもあって、
それから、溶けるときには
汚れもするものだと知りました。
与論の白砂は、
コールタールに汚れることはあったけれど、
いまもきれいに輝いています。
白砂よ、永遠なれ。
※ ※ ※
東京は今日、初雪。
瞬間的な雪で、線香花火のように、
はかなげでした。
そんな雪を見て思い出すのは、
与論の、島を抱くような白砂です。
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コメント
クオリアさん
前回の失礼な書き込みすみませんでした
音楽はジャンルに関係なく大好きです
もちろん、ビートルズのことも楽しかったですよ
でも・・・でした
これからも、楽しみにしています
与論から病気療養にきていた伯母が、初めての
雪に喜んで両手をひろげて踊っていたのを、昨日
のことのように思い出します
50年以上も昔のことです
生きていれば、115歳にはなるでしょうかね
投稿: サッちゃん | 2007/03/17 17:33
サッちゃんさん、コメントありがとうございます。
ごもっともなことなので、
ぼくもそうだよなと思っていました。
思いある人を集わせる与論の力を
改めてすごいなぁと感じ入っていました。
ご指摘ありがとうございます。
祖母もそうでしたが、
踊るときの手の上げ方は、
なんとも優雅な感じでした。
きっと伯母さまもそうだったのではないでしょうか。
投稿: 喜山 | 2007/03/17 18:33