ゆんぬの語源、アイヌとのつながり
アイヌ語に「ウナ」という言葉があって、
もともと「灰」を意味するけれど、
これが「砂」の意味にも使われているという考察がありました。
アイヌ語に una (ウナ)という言葉があります。
これは、[ 灰、火山灰 ] という意味です。この
una (ウナ)という言葉が、日本語の yuna (ユナ)、
yona (ヨナ)、ina (イナ)、uni (ユニ)、
ino (イノ)となり現在も残っています。本来、
una (ウナ)は「灰」という意味ですが、「砂」
という意味にも使われるようになったようです。
与那
沖縄では「与那」を yuna (ユナ)と読みます。
もちろんこれれも una → yuna (ユナ)で、
「砂」という意味です。沖縄には、与那(ユナ)、
与那原(ユナバル)や、与那国、与那嶺などの
姓や地名にたくさん残っており、また、砂浜に
生える木を「ユナの木」という言い方も残っています。
これはとても面白い考えではないでしょうか。
ユキという言葉が雪のない南島に移った時、
「あられ」の意味になるという変移と同じことだと思えます。
そこで、アイヌの「ウナ」(灰)を源に、
それが「ユナ」(砂)へと転化し、
そのバリエーションの中に、
「ユンヌ」もあると推察することも可能です。
砂浜としての与論島という理解は、
地名の付け方としてもとても自然な気がします。
そうすると、やっぱり仮説1なんでしょうか。(^^;)
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