漂流木としてのユンヌ
先日、与論の自称、ユンヌの語源について、
ユナヌ、ユルヌ、ユウヌの3つを挙げてひと段落したつもりだったのに、
また気になる言葉が出てきてしまいました。
困ります。(^^;)
アイヌ語で、漂流木、漂流する木を
ヤンニ(yanni)というそうです。
yan-ni 漂流する・木
ヤンニのうち、「ヤ」と「ニ」について、
同一行の転訛をたどっていけば、
ヤンニは、ユンヌになってもおかしくないはずです。
「漂流木の寄る地」としてのユンヌ、です。
ヤンニ説だと、ユナヌ、ユルヌ、ユウヌのように、
「ン」になる理由を考えなくて済むところがメリットです。
関連すれば、与那国島には、
西側にダンヌという浜があります。
d音とy音が等価であることを踏まえると、
ダンヌは、ヤンヌなので、
ユンヌと同一なのではないかと思ってきましたが、
この西の浜も、
漂流木の寄る地という由来で不思議ではない位置にあります。
与論島も当然、漂流物は多い。
ぼくも台風あけにウドゥヌスーの浜辺で
漂流の果ての大木を見たことがあります。
漂流木としてのユンヌも否定できない可能性として、
語源の仮説に挙げておきます。
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