ノート:「カネク」
与論島にいう「金久」は、
「浜の砂地または低地」のこと。
ちなみにいう、砂をカネと呼ぶことから、
海岸の地名としてカネク、カニク、ハニク
(金久、兼久、金宮)があり、それらは浜の砂地
または低地である。これは沖縄本島にも多いが、
奄美の島々にもおびただしい。永吉毅によると、
奄美本島にはかつて百三十六のカネクの小字の地名があった。
このほか沖永良部島に十、徳之島三十、喜界島十五、
与論島四である(『沖永良部島地名考』)。
(『日本の地名』谷川健一)
百合が浜のある「大金久」は、大きな浜の砂地、となります。
また、カネク、カニク、ハニクの3パターンについて言えば、
カネクは、3母音変換すれば、カニクであると理解できます。
同時に、カニクとハニクは同義なので、
k音とh音が訛り変化のバリエーションであることが示唆されます。
そういえば、苗字にもありますね。金久。
同級生の金久くんは元気だろうか?
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コメント
おはようございます。
ブログの内なるゲットー、外なるげっとー
考えさせられ、これから気をつけたいと思いました。
イザヤ・ベンダサンを
もう一度読みなおしたいです。
従弟の金久さん宅に今日お歳暮に行く予定にしています。
お墓のことも
ハニクと呼んでまして
今日7時から共同清掃の日になっています。
そろそろ準備にかかろうかな。
砂糖キビ酢の工場あたりも覗いてきたいと思います。
私も黒砂糖の製品を作りたいとおもっていますので
(ままごと程度)
色々な方から知恵と経験を教えていただきたい
ザラメ工場を黒糖工場に転換して
チョコレートのような製品に仕上げ
爆発的に売れたら
与論島の救世主となるであろうとの
正夢を初夢に描いてみました。
投稿: 泡 盛窪 | 2006/12/30 05:42
盛窪さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
お墓のことをハニクというんですね。知りませんでした。
これも、「砂浜」と由来として関係あるのでしょうか。
黒砂糖の製品、いいですね。
ちなみに、与論で純黒糖は作っていますか?
加計呂麻島には純黒糖があって、
それがとても美味しいものですから、
与論にあればいいのに、と思うのです。
正夢の初夢。いっぱい実らせたいですね。
投稿: 喜山 | 2006/12/30 17:08