発破と葉っぱ
ハッパーと野太い声がした。
木の葉ヒラヒラと思いきや、
ドン、と、
地震のめったにない島に地響きとどろいた。
シュガーロードならぬサンゴロードが、
舗装される準備が進められていた。
♪ ♪ ♪
ナニオブラートニクルンデモノイッテルノ、
とヤカに発破をかけられた。
いや、これでも?、
自慢してると、
哀しいかな、
島の人に陰口たたかれる
こともあるんですよ、
と、出かかったが言わなかった。
ヤカの言葉に、
あの、与論島で小さな地響きを知った
ハッパーという声を思い出した。
♪ ♪ ♪
ぼくは発破をしかけたいわけじゃない。
発破というなら、それこそ、葉っぱなら仕掛けたい。
与論島らしい自然の回復。
回復というのがふさわしくないなら、創造。
それによってかつて豊かにあった
自然と交感する通路を回復する。
ここも、回復がふさわしくなければ、創造、です。
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