2006年へ
「土俵の真中で四つに組んで動かない力士は、
外観上至極平和そうに見える。」
そう、大正期に入って夏目漱石は書きました。
ぼくの平成18年、2006年は、
平和も難しかった気がしますが、
渾身の力でぶつかって、
「うごかない力士」でいることが精一杯でした。
どうか、2006年の不動が、
2007年の動へと橋渡しされますように。
そう願って、2006年へさようなら、です。
2007年は、
21世紀に入って封印してきたわが毒舌を
再び解放しようかと思ったりしています。
けれど同時に、なにごとも肯定語でしか語らなかった
わがぱーぱー(祖母)をお手本に、
肯定して進む力で事態を乗り切っていきたいと、願います。
それも並の肯定では間に合わない。
超肯定とでもいうような勢いで臨まなければなりません。
そう思うのは、
自分自身にぜひともそれが必要だからですが、
でも、時代ももう、そう臨まなければ
にっちもさっちもいかない状況に
なっているのではないでしょうか。
2006年のわずかな成果は、
三十数年来の懸案だった、
与論島へのコミットについて、
言葉の手がかりをつかめたことでした。
2007年は、それを形にすることが目標です。
2006年へ、糧としての壁をありがとう。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント