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2006/11/28

ノート:「な」

アイヌ語:「な」の語源

 沖縄でも、一番はじっこの与那国島というところは
 「どなん」というのがもともとの言葉ですけど、大
 地のことを「そない」というのですよ。だから「稚
 内」(わっかない)というのも「な」というのは、
 「水のあるところのそば」という意味なのです。そ
 ういう地勢がアイヌ語だったら地名になりますから。
 (『思想とはなにか』吉本隆明・笠原芳光 2006年)

「な」は「水のあるところのそば」。

以前、与那国、与那原、与論を、
同一の地名の系列と仮説しましたが、
それは危ないでしょうか?

与那国、与那原は、同系列と見なせそうです。

・「ゆ」は単独でどんな意味を持つのか。持たないのか。
・「ゆんぬ」の「ぬ」は、「な」の転化と見なせるか。

与論もいたるところ、
「水のあるところのそば」
という条件は持っています。

 まだまだ道は遠いですね(苦笑)。

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コメント

 「ゆんぬ」と「与論」のことは、与論町誌の冒頭に書かれてはいますが、曖昧模糊としていて意味不明です
 
 定説もないようですし、言葉遊びのつもりで・・・
「な」と水だけで与那国から稚内まで繋ぐのは分かりにくく思えます

 ユンヌでの「ぬ」は、「…の」の転訛語になっています
そこで、「ゆん、ゆ」と「よろ(ん)、ゆろ、ゆる」を説明できる言葉ないしは語彙として、「ゆ」の意味、由来を考えてみましょうか

 「ゆ」には、近そうなのに「揺(由、淘)」があるようです(広辞苑)

「由」は、「ゆ・ゆい・ゆう・ゆる」といい、由来・経由などの文字に充てられていて、意味も「よりどころ、もとづくこと」などです

 「ユヌ、ユウヌ島」であれば「ゆんぬ」とも云えるし、「ユル島」であれば「ゆる、ゆるん」が「よろん・与論」と転訛するのも何だか自然なように思えてきます

 先祖が行き着いた島で「ワーチャガ 『ユルシマ』ヤ ユッターシャシュルシマエイ!」と云ったとかいう伝承や史書でも残っていればいいんですが・・・

 「ゆんぬや ユンヌでーる アセ ヌガティボ!」でしょうかね

投稿: サッちゃん | 2006/11/28 21:40

サッちゃん、コメントありがとうございます。

「よりどころ」はいいですね。
白砂のよりどころが、ゆんぬ。

「ユヌ、ユウヌ」、「ユル」から、
N音に転化して「ユンヌ」になるという
のはありえると思います。

「ユナ」は砂浜に近い土地という考察はあるので、
それは与論にも該当すると言えるのか、
知りたいし調べたいことです。


「ぬがてぃぼ」も懐かしかったです。

投稿: 喜山 | 2006/11/29 13:29

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