オープンなサンクチュアリ
この写真は去年、2004年の8月4日に携帯で撮った。
ふばま、とぼくたちは呼んできた。「小さな浜」という意味になると思う。
少年の頃は、学校から帰るとよく遊びに来た場所で、島を離れてからは、帰ったら、「ただいま」と、島を離れるときは、「また来る」と、つぶやくのが常になった。いつも、ふばまに立つと言葉を失う。帰ってきた実感があふれるのはもちろんだけれど、こんなにきれいだったのかと言葉を無くすのだ。
ふばまはサンクチュアリだ。
でも、小さな頃から観光はブームだったし、
特に新婚旅行のメッカにもなっていた。
だから、若い人でにぎわうことも多かった浜辺だ。
それは嫌なことではなかった。
もともとぼくの海というわけでもないのだから。
思うに、オープンなサンクチュアリだ。
今日で、祖母の百五歳の誕生日から二日経つ。
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