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ヒット商品のベネフィットとウォンツ(1994年)

 『日経トレンディヒット商品航海記―日本人の消費はこう変わった』をテキストにしたヒット商品のベネフィットとウォンツ。1994年。

◆1994年

1 輸入ビール
B:海外のビールが楽しめます。
W:海外のビールを安く飲みたい。

2 格安PB商品
B:品質のある低価格の家電です。
W:家電を安く買いたい。

3 カーナビゲーション
B:これまでの半額でカーナビが使えます。
W:カーナビがほしい。

4 携帯電話
B:これまでより安く携帯電話が使えます。
W:携帯電話がほしい。

5 低価格米国車
B:国産RVより安いアメリカRVです。
W:アメリカ産自動車に乗りたい。

6 水(ミネラルウオーター、天然水)
B:ミネラル豊かな水です。
W:身体にいい美味しい水が飲みたい。

7 関西新空港
B:関西から海外に旅行できます。
W:関西の空港から海外に行きたい。

8 輸入コーラ
B:海外のコーラが楽しめます。
W:海外のコーラを安く飲みたい。

9 海外ツアー
B:安くで海外旅行に行けます。
W:海外旅行に行きたい。

10 横長テレビ
B:横長の画面でテレビが見れます。
W:TV番組を迫力のある画面で観たい。

11 RAV4(トヨタ自動車)
12 激安ワイン
13 マルチメディアパソコン
14 定期借地権付き住宅
15 「家なき子」(日本テレビ系)
16 ニンジンジュース
17 消音ピアノ
18 CD・G
19 白い水着
20 地域限定ピール
21 焼き立てバン
22 キーパープラン(第一生命)
23 機能性衣料
24 銀座7丁目劇場
25 DHA食品
26 『大往生』(岩波新書)
27 志摩スペイン村
28 すりおろしりんご
29 ソフトジーンズ
30 VR型ゲーム施設

メモ。
 1993年に続いて、「低価格」を価値に感じてウォンツを満たす傾向は続きます。海外のビール、コーラ、旅行、自動車の享受。まるで、不況の最中であることを、戦後の憧れの事物を得ることで忘れようとしているかのようです。一方、新しいカテゴリーの商品として、携帯電話とカーナビが普及期に入らんとしているのが伺えます。この過程は、まさに商品を名指して欲求する段階で、ウォンツ表現も、「携帯電話がほしい」と、身も蓋もなく直接的になります。「どこにいてもすぐにコミュニケーションしたい」とよりニーズ寄りに捉えないと時代の流れがつかめなくなりそうです。「水」が商品になって約20年。ミネラル・ウォーターは、時代のヒット商品にまで成長しています。これは屋久島など、天然自然の宝庫が都市生活者の希求の対象として成長するのと、きっとパラレルでしょう。



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