« 「品格」つながり | トップページ | ヒット商品のベネフィットとウォンツ(1991年) »

「TSUBAKI」から「匠海」へ

 カルビーの開発マーケター、宮倉さんからすごい話をお聞きしました。

 宮倉さん。少し前に、新製品「かっぱえびせん 匠海」をプロデュースしています。「匠海」と書いて、「たくみ」と呼びます。
 「かっぱえびせん 匠海」は、「かっぱえびせんを極める」という謳い文句からもうかがい知れますが、かっぱえびせんの発祥の地、広島の瀬戸内海の海老を使って作ったもので、カルビーのオリジンにこだわっています。30枚で1200円。こだわりぶりは、小袋入りの包装や価格にも現れています。

 ところで、宮倉さんによると、「匠海」は、「TSUBAKI」に影響を受けているんだそうです。
 「匠海」? 「TSUBAKI」?
 一方は、かっぱえびせん。一方は、ヘアケア商品。一体どんなつながりが?

 宮倉さん曰く。
 「TSUBAKI」は出てきたときから好きでした。ロゴタイプ、余白感、格好いいフォルム、そして、「椿」を使ったということ、そして何といってもあの「赤」。あの赤、いいです。「匠海」のパッケージつくるときも、「TSUBAKI」で説明したくらいでした。

 そう言われてみると、「匠海」も、海老にこだわり、高品位に仕上げています。

 ■ 「匠海」

 ■ 「TSUBAKI」

 こうなると、「匠海」と「TSUBAKI」を、間近で見たくなりますが、両方とも手元にないので、「匠海」のパッケージがわかるサイトは無いかと探して、これならと思ったのが、もぐらてんさんの記事です。

 「かっぱえびせん 匠海 」

 確かに、上品にデザインされています。この、海老の「赤」から、「TSUBAKI」の赤を彷彿とするような気がしないでもありません。

 わたしは、「TSUBAKI」のベネフィットについて、古典的価値の今風化として捉えていますが、宮倉さんの話を踏まえると、もっと深く、“DNAの今風化”と言うべきものかもしれないと思います。

 ヒット商品へのマーケターの共感が次のヒット商品のなかに生かされたケースですね。



|

« 「品格」つながり | トップページ | ヒット商品のベネフィットとウォンツ(1991年) »

2.モデルを育てる」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「TSUBAKI」から「匠海」へ:

« 「品格」つながり | トップページ | ヒット商品のベネフィットとウォンツ(1991年) »