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ブログの生の声は使えるか?

 マインドリーディングの松尾さんが、テキスト情報の分析について書いています。

 ※「プロファイルパスポート」とは?

 記事自体は、消費者の生の声や、メディア接触・視聴履歴、行動履歴、購買履歴などによって、個人をプロファイリングする技術についてなのですが、「生の声」を収集するに当たって、ブログも対象になるとして注釈を挙げています。

ただ、こうした分析を行う前に、
まず、スパムブログやアフィリエイトブログ、
やらせブログの情報を排除しなければなりません・・・

ニフティ研究所でも、
「ブログ」を対象としたテキストマイニング、
すなわち「ブログマイニング」に取り組んでいますが、
所長の友澤大輔氏によれば、世の中のブログ全体の半数以上が、
スパムブログを始めとする、分析には使えないブログである
ということが同所の分析からわかっているとのことでした。
「プロファイルパスポート」とは?」

 この研究成果は体感的に分かるところがあります。
 わたしも、『なぜ、キリン・ザ・ゴールドは求められるのか?』を書く際に、キリン・ザ・ゴールドについて書かれたブログを片っ端から読みました。

 その実感からすると、ニフティ研究所の成果の延長戦でいえば、半分はスパムブログ、4割は生の声として使えないブログ、残りの1割が、マーケティングを考えるのに有効なブログでした。

 使えないブログという意味は、「生の声マーケティング」に使えないということで、ブログとして意味がないということでは全くありません。そもそも、消費者は「生の声マーケティング」のために書いているわけでもないのですから、そんなこと、知ったことではないでしょう。

 わたしが言いたいのは、ブログとしての価値はあっても、それが必ずしも「生の声マーケティング」に有用だということにはならないということです。たとえば、「うまい!」と色つき大文字で書いた記事は、書き手の評価の強さを教えてくれますが、これを「生の声マーケティング」に使うには、苦味がうまかった、コクがあった、キレがあった、など、うまいの中身についての具体性がどうしても必要です。その具体性がないとき、「生の声マーケティング」の対象にはなりにくいのです。

 そんな背景があります。テキスト情報分析が、どこまで自動化を見せてくれるか、注視していきたいところです。



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