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消費者製の商品像

 マインド・リーディングの松尾さんが『なぜ、キリン・ザ・ゴールドは求められるのか?』を紹介してくれました。

 「生の声マーケティング:ヒット商品のなぜ解き!・・・キリン・ザ・ゴールド」

興味のある方は、 ぜひこの本を読んでみてもらいたいのですが、 アンケートに回答した消費者は、 ゴールドの特徴やベネフィットをきっちり 理解・把握できているんですよね。

本来のターゲットに該当するユーザーには、

「ゴールド」がなぜ高く評価されるのか?

がよくわかります。

私も、ゴールドを久しぶりに飲んでみて、
確かにバランスの取れた本格派ビールだということ
を再認識しました。ただし、やはり物足りないので
常飲はしませんが。

 「評価の理由がよく分かる」。こう言っていただけるのは本望で、「生の声マーケティング」のすべきことが、見えてくる気がしました。

 「生の声マーケティング」は、消費者の生の声(事実)を根拠に行うマーケティングのことですが、その第一歩は、消費者製の商品像をつくることなんだと改めて実感します。

 マーケターが、パッケージやCMその他のコミュニケーションを通じて伝えるメッセージから作られるのが、マーケター製の商品像だとすれば、「生の声マーケティング」は、それを一端、消費者の生の声を頼りに、「消費者の商品像」に置き換えることから始まる、ということです。

 MI:マーケター製の商品像

    ↓ 置き換え

 CI:消費者製の商品像

 MIをCIに置き換える作業です。そして、このMI(マーケター製商品像)とCI(消費者製商品像)の差異が、マーケティングの課題(MT)になるわけです。

 MT=MI-CI


やはり現状では、
ゴールドのターゲットイメージが拡散気味で、

「誰のためのビールか?」

が不明確になっているのが問題だと思いました。

この点を改善すれば、商品力は高いだけに、
定番ビールの一角を占めるブランドとして安定軌道に
乗れるんじゃないでしょうか?

 この本を通じて、こんな商品をめぐる議論が活発化されると嬉しいです。議論を通じたマーケティング努力の積み重ねは、10年商品誕生へ寄与してくれると思うのです。



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