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装丁の気持ち

 つぼいさんのイラストに続いて、『なぜ、キリン・ザ・ゴールドは求められるのか?』の装丁、レイアウトデザインを描いてくれた、糟谷一穂さんからもメッセージをいただきました。


 ※糟谷 一穂(kasuya ichiho)


Ktg















この本の装丁を担当させていただきました
デザイナーの糟谷です。
この度は刊行おめでとうございます。

「本が大好き。でも言葉で表現することが
大の苦手なので(形や色を使って)この仕事をしているんですよ~」
…と、話すのが苦手な私の常套句で言い訳をしてから
少し、この本に込めた思いを「生の声」でお話ししようと思います。

最初に喜山さんからご連絡をいただいたのは8月でした。
すぐにイラストレーターを交えてディスカッションしながら
打ち合わせをしましょう、とご連絡いただきました。
イラストを担当される、つぼいさん。イラストを拝見すると
今までお付き合いのあるイラストのテイストの方とは少し違いそうだぞ。
編著者の喜山さん。編集者の方ではなく
編著者の方と直接お仕事をするのは初めてだぞ。
ゲラを拝見すると今までに読んだことのないタイプの本、
「生の声」や「年齢・性別」「まとめのキーワード」「通常の文章」など
いろいろな要素があって、本文の組も難しそうだぞ。。。

しかし、なぜか、不安どころか
ワクワクした気持ちでいっぱいになったのを覚えています。

その最初の打ち合わせの帰り道では
つぼいさんと既にどんなイラストがいいかを
何案か出しあったりしながら帰り、そしてその後も、
本文組もイラストも3人で相談しながら
作り上げていくことが出来たと思います。

シリーズで出したい本だということをお聞きしていたので
その商品のもつ色のイメージをうまく利用した
装丁が出来るとよいと思っていました。
そこにつぼいさんの楽しいイラストがあれば
カラフルで楽しい手に取りやすい本になり
まとまったイメージも伝えられるのではないかと感じていました。

そしてついに出来上がったイラストは
楽しくこの本の魅力を存分に表現してくださっていたので
私はそのイラストをどうしたら一番活かせるかを考えて
素直に手を動かすだけで自然にデザインは決まっていったように思います。
イラストの缶を上部を大きくしてほしいとリクエストをした時から
文字は勢いが出るよう斜めに入れることも決めていましたし
「?」が本の真ん中、イラストのちょうど真上に配置することも決めて
一番のポイントとなる、その商品のもつ色のイメージは
今後シリーズの中でどんな商品が来ても
上下の帯状の色のベタ面で表現することにしました。

もちろん本文組についてもいろいろ工夫をしました。
たくさんの「生の声」そのままがダイレクトにつたわるように
しかし単調な羅列にならないように。。

本文中には「生の声」がそのままリアルに載っています。
そして喜山さんがヒントを導いてくださっている文章もあります。
「考えること」と「調べること」と「教わること」は
それぞれ別のことだと日々私は感じていますが
読み方・使い方によって、この3つが実現できる本だと思います。

それを伝えられる装丁にしたい
それを気負いなく自分のものにできる装丁にしたい
と願いをこめてデザインしました。

たくさんの方に手に取っていただけると嬉しいです。


 ※イラストの気持ち



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