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CCは、横?縦?

 金曜に、eメールコミュニケーションをテーマに話す機会があったのですが、eメールは生ものだと、その場でもつくづく感じました。

 CCのことに話が及んだときです。

 わたしはCCについて、こんな整理をしました。

 1)CCは、明記する。
  ・自社、他社が混在して人数が多い場合は、
   CC(他社各位)、CC(自社各位)と、分けて書く。
 2)CCは、横に書くのが一般的。
 3)CCに、上司を入れてもいい。
 4)やりとりの途中で、CCに加えてもいい。
  ・ただし、必要最小限に。
  ・ただし、誰が加わったと、紹介する。

 2)や3)は、セミナーのときに、最近、質問を受けることなので、整理として加えていました。
 3)の質問など、わたしは想像もしたことがなく、初めは何を聞かれているのか分からなかったのですが、聞き返してやっと合点がいったのは、CCに上司が来る場合、「報告」に当たることが多いのだけれど、ここに上司を書いてもいいのかという疑問の背景には、「報告」ではなく、「脇に置く」ことになるのではなかと懸念があるようなのでした。

 TO 佐藤様      CC 田中

 ここで、「佐藤様」が顧客に当たり、「田中」が上司に当たる場合、「CC 田中」は、上司である田中さんに対して、eメールの内容を「報告」しているのですが、そうではなく、まるで脇に置いていることにならないのか、と、質問している人は気にしているのでした。

 これは、「報告」を意味するのであって、気にすることではない、というのがわたしの回答になります。その場でも、3)が新入社員の頃、気になったという方はいました。
 けれど、どうもしっくりこない。何か、腑に落ちてない雰囲気を感じて、いろいろ聞いてみると、3)のことではなく、2)に引っかかりがあるようでした。

 2)の、「CCは横に書く」という意味を、わたしは、次のように、

 TO 佐藤様    CC 田中、鈴木、渡辺

 と、CCに書く人が複数いる場合は、横に並べるのが一般的で、

  TO 佐藤様    CC 田中
                鈴木
                渡辺

 とする必要はない、ということを言っているつもりでした。
 これも、聞かれたときは驚いた質問でしたが、要は「縦に書く」ことが、序列を尊重した書き方になるのではないかという意図で、CCに上司を入れてもいいのかという質問に似た問題意識でした。

 これには、CCは横に書けばいい、序列は、CCの並びで表現すればいいので、縦横は気にすることではないとわたしは答えています。

 でも、わたしの「CCは横に書く」という表現は舌足らずで、研修に集まったみなさんは別の意味に採っていたのです。

 みなさんは、

 TO 佐藤様    CC 田中

 これは、「CCは横に書く」だけれど、「CCは縦に書く」ということを、
 
 TO 佐藤様   
 CC 田中

 と、受け止めているのでした。
 わたしは「横」パターンで、いつもは書いているのですが、その場の質問者には、この横パターンを「変わってますね」とまで言われる始末でした。それもそのはず、「縦派」か「横派」で挙手をしてもらったところ、150人のほぼ全員が「縦派」で、「横派」は圧倒的な劣勢で、みなさんは「縦」で書いているのでした。

 これはどちらが正しいということはないと思います。eメールの本文の書き出しのスペースは、とても価値が高いから、一行でも行数を縮めて、本文に入ろうと考えれば、「横」の方がスペースを有効に使っていることになりますが、だからといって、そうすべき、ということにはならないでしょう。

 eメールは生ものだなぁとつくづく感じるケースでしたし、わたしも新たな気づきをこれ以外にも、多く得られました。参加者のみなさんどうもありがとうございました。



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