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ほめ道をゆけ

homedouほめ道をゆく。

フランソワーズ
ポプラ社

2005/08/06
1,260円

この本の書名は、「ほめどうをゆく」と読む。
志だけでも価値があると言えるものがるとしたら、
それは「ほめ道」のことだ。

「ほめる女は、それだけで美しい」と、
帯に糸井重里は書いているけれど、
「ほめる」ことはそれだけで人を元気にしてくれる。

章題もいい。

・ほめることからはじめよう!
・ほめすぎってことはない!
・ほめちぎっては投げ!
・ほめてしまえばすべて良し!
・ほめ道を極める!

そうなのだ。「ほめる」ことの不思議は、
過ぎたるは及ばざるが如し、が通用しないことだ。
ほめ殺しという言葉はあるけれど、
それは、ほめる、言葉の裏面がそれと反対のものを目指すから
生まれるので、裏面のないほめるは過剰を知らない。

ほめるは、こんなにいいものにも関わらず、
ぼくたちはどういうわけかほめるから遠ざかりがちだ。
どういうわけか、人は「けなし道」に進みやすい。

ダークサイドに落ちるアナキンのように。
99%の政治家が相手の批判、罵倒で政見を述べるように。
「悪人正機」と親鸞に言わせてしまうほどに。

かくいうぼくも毒舌にかけてはちょっとした権威だと
言ってしまっていいくらいだ。

ほめ道をゆこうではないか。

「ホラをほめる」の節もよかった。

  まあ、そんなことは置いといて。私はね、嘘は好きじゃないのよ!
 「ホラ」が好きなの!!
  嘘は「本当じゃないこと」でしょ。それも、楽しい嘘ならいいけど、
 よく自己防衛でつく嘘って、ばれた時、恥ずかしいじゃない。
 あれ、見てるほうも恥ずかしくって、みんな恥ずかしくなっちゃう
 でしょ。あんなのは、困るのよ~。

 そこへいくと「ホラ」!「ホラ」っていうのは「大袈裟」なこと。
 これはステキよ!! 「ホラ」のみりょく、それはずばり
 「だんだん、そう見えてくる!」ってことなの!!

ここでぼくは、事実でないことを言うのに、
ネガティブなモードだけでなく
ポジティブなモードもあることを知った。

「事実ではないこと」をネガティブ・モードで生成すると「嘘」。
「事実ではないこと」をポジティブ・モードで生成すると「ホラ」。

なるほど。ほめ道は、ホラ道に通じているのだ。
ホラ道は自分も、使い方によっては人も元気にする。

ぼくは、「ほめ道」には、NP変換が近道だと思っている。
ネガティブをポジティブに変換するという意味だ。
ぼくは、生まれながらのほめ人ではないから、
どうしても、ネガティブに見つめ、ネガティブに発想しがちだ。

そこはもう不治の病で仕方ないとして、
それでも「ほめ道」に道をつけるとしたら、
ネガティブに思ってしまうことをポジティブに変換するのだ。

実績がイマイチだね。これは、伸びる余地がいっぱいあるね。
遅いねぇ。これは、小さなことも見落とさずに行けるね。

うん、これならぼくにもできそうである。

この世は、ネガティブなことが充満しがちだから、
ほめ道をゆこう。自分もみんなも元気になる。

ほめ道をゆけ。と、書いてみる。
座右の銘になりそうだ。

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1.本を育てる」カテゴリの記事

コメント

喜山さん、はじめまして!
この本読んでみたいと思っていました。糸井さんのほぼ日記たまに読んでいます。ほめ道は子育てにも通じるところが沢山あるので私のような主婦の方も通じる道と思うので(^^)

投稿: ひぐこ | 2005/09/01 20:43

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