2018/08/20

大堂原貝塚Ⅲ層の位相

 大堂原貝塚Ⅲ層の遺構は、アンチの上貝塚と同位相の思考と仮定してみてみる。

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 情報が少なく、推理が膨らまざるを得ないが、貝集積について解すると、

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 こうなる。

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 集合炉は、女性カニを他界へ送るもの。アンチの上貝塚では、小貝塚の上を覆った焼けたサンゴ礫に該当する。

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 報告書の記述からすると、貝集積は時期がちがっている。

 まず、「女性カニ」が置かれ、次に、宿貝、尾肢を含んだ腹部、他界へ送る男女、男性カニ。その次に腹部と左右の鋏。最後にまた腹部。

 「溝状遺構」を腹部と見なせば、10、11の腹部は、あるいは歩脚を指すのかもしれない。溝から検出されているのは、土器とシャコガイを中心とした貝とある。

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2018/08/19

古宇利原遺跡の位相

 古宇利原遺跡は室川式土器が主体だが、貝類からは、ミナミオカガニ段階(後期)と判断できる。

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 この貝類は、「環状集積遺構」から出たものだ。

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 この遺構について、報告書では次のように記述されている。

遺構の取りはずしは、遺構内の北側中央部から実施した。結果、内面側の小礫が多く外側に比較的大きなものを使用するもので、礫間はいずれも密にある。最終的には第11’図にあらわした様に外周礫は列をつくることが知られた。しかし東西南北の4辺は石列のあり方に若干の違いが存在する。西側は立方形(大きさ30cm)の大形礫を立て並べているのに対し、北側は扇平小礫を6数段積み重ね並べてある。一方東側はやや雑然と積み上げたものでキリツ性はみられない。南側は先にも触れたが、あいまいである。なお遺構の下部の礫はいずれも直接、基盤の岩盤に接するものではなく、2~3cmの暗褐色土にのっている。遺構を構成する石質は、石灰岩を主体とするものであるが、なかに粘板磯、サンゴ磯砂岩(石器)等が使用されている。(『古宇利原遺跡発掘調査報告書』)

 これは、シャコガイ=サンゴ礁の破片によるカニ・トーテムの表現ではないだろうか。

 横からみると、サンゴ礁に似る。

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 「大形獣の骨髄を素材とした」「棒状製品」は、オカガニの鋏。ホラ貝も同様。

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 貝製品は、カニの脚。

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 遺構のⅡ層上部からはジュゴンの「肩甲骨、助骨、歯?等」13点も出ている。カニの鋏、脚だ。

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 遺跡は、「標高6mの石灰岩風化土壌の赤土上に形成されてい」る。オカガニ遺跡にはふさわしくない。古宇利島をあの世にした人々にとっての、オカガニへのメタモルフォーゼ表現が、この遺構の意味だと考えられる。


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2018/08/18

アンチの上貝塚の位相 10

 アンチの上貝塚の貝類をいくつか見てみる。

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 このゴホウラはオウギガニの鋏だ。

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 これらのタカラガイは、腹部。この場合は女性で、割られて「製品」と呼ばれているものは男性ということではないだろうか。

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 どうすればこういう形を取り出せるのか分からないが、このオウムガイは、イロブダイの下咽頭骨と似ている。やはり、カニを見出しているということだろうか。

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2018/08/17

アンチの上貝塚の位相 9

 アンチの上貝塚の動物遺体に接近してみる。

 ヤドカリの左鋏(小貝塚1)からは、イロブダイの下咽頭骨とハリセンボンの前上顎/歯骨が出ている。

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 これは、カニの全体を指すのかもしれない。

 アオブダイの下咽頭骨は、欠けた形で小貝塚1から出ている。

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 これは鋏と考えていいだろうか。

 イロブダイの上咽頭骨は、あの世へ送られる小貝塚4,7(女性)と小貝塚6(男性)から出ている。小貝塚4,7は、メス、小貝塚6はオスのブダイだと考えられる。
 
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 これはカニの腹部であり鋏、だろうか。

 アオブダイの歯列は、小貝塚5と7から出ている。

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 これは鋏でよいと思う。

 宿貝にあたる小貝塚8を見てみよう。

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 シロクラベラ型の下咽頭骨は、オウギガニ全体。

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 アオブダイの上咽頭骨は、腹部かつ鋏。

 ジュゴンの肋骨破片は、小貝塚1,5,6とどれも男性性の強い貝塚で出ている。

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 上の通りだとすると、カニの脚だろうか。

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 イノシシの上腕骨は、1,3~7から広く出る。オウギガニの鋏でいいと思う。

 モンガラカワハギ科の背鰭棘は小貝塚5から。

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 鋏、あるいはオウギガニの棘だろうか。


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2018/08/16

アンチの上貝塚の位相 8

 アンチの上貝塚Ⅱ層を「わなり-えけり」関係として捉えてみる。

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 貝、貝製品、動物遺体が圧倒的に「をなり」側にある。土器が「えけり」側に4割ほど充てられているのは、兄弟の守護という位相だろうか。これに対して石器は、圧倒的に「えけり」側になる。石器は、男性の化身道具なのだ。

 女性が男性を守護するという「をなり-えけり」思考は、遺物によっても表現されている。それにしても圧倒的な霊力の差だ。

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2018/08/15

アンチの上貝塚の位相 7

 アンチの上貝塚第1期調査区では、「ゴホウラ製貝輪未製品」の出土場所が記されていないのがとても残念だが、ゴホウラは、オウギカニの腹部から鋏までを表現している。男性は女性の一部という思考も受け取れるのかもしれない。

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 「ホラガイ製容器」の図1,2は、2号集積の近くに置かれる。オウギガニの鋏と見なしていい。図3は、ゴホウラ集積のもの。つまり、集積のアンボンクロザメと同じ価値を持つ。

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 タカラガイ、ヤコウガイも場所が記されていない。両者とも腹部も表現できるが、ここでは鋏だと思える。

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 図3は、アンボンクロザメ製。ゴホウラ集積近くに置かれている。アンボンクロザメによる挟表現。

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 図5は、シャコガイによる鋏の表現。3,4号の集積近くに置かれている。

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 図6は、クモガイ。3,4号の集積近くに置かれる。これも、クモガイによるオウギガニの鋏表現だ。

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 ジュゴンの肋骨も出土している。近くに巻貝やシャコガイがあるのが分かる。

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 これは2号集積の近くとされるが、位置関係は分からない。2号集積は、男性カニよるヤドカリの腹部表現だった。そうだとすれば、このジュゴンはヤドカリの腹肢ではないだろうか。

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2018/08/14

アンチの上貝塚の位相 6

 アンチの上貝塚(第1期調査)Ⅱ層、つまり、「をなり区」の石器を出土場所ごとに整理する。

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 ヤドカリの鋏(3,4号集積)の西奥の(ア-3、4)の石器は、シャコガイが思考されているのではないだろうか。(ア-4)は扇形としても見ることができる。

 3,4号集積の(イ-2)は、オウギガニの鋏、その北の(イ-2)もオウギガニの鋏だ。(イ-2)の図3は、シオマネキなのかもしれない。

 ゴホウラ集積の(ウ-1)は、シャコガイ(あるいはカニの腹部)とシオマネキ、オウギガニの鋏。 


 あの世に送る1号集積(ウ-4)近くの(イ-4)もオウギガニの鋏を示す。1号集積(ウ-4)も同様。

 2号集積の(ウ-5)は、オウギガニの鋏、そしてオウギガニの腹部だろうか。

 (エ-5)の敲石は、ヤドカリの尾肢を示す。

 やはり、石器もトーテムの化身態なのだ。

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2018/08/13

新城下原第二遺跡のトーテム段階 4

 新城下原第二遺跡のトーテム段階をさいど測ってみる。

Ⅵ層Ⅱ地区
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Ⅴ層
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川跡3層Ⅱ地区川跡2
3

 Ⅵ層はツノメガニを残しながら、シオマネキが主体になり、オウギガニ段階にも入っている。ツノメガニを示すのは、カンギク、マガキガイ。

 Ⅴ層では、ツノメガニがほぼ落ちていると考えられる。シオマネキ・オウギガニ段階。川跡3層Ⅱ地区川跡2では、オウギガニが主体になる。ツノレイシ、ガンゼキボラがオウギガニ鋏を示す。

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 Ⅴ層のイモガイ集積はオウギガニへのメタモルフォーゼを示したものだ。なぜ、ひとつふたつ離れているのか分からない。都合がいいが、川底で流れたためと考えておく。

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2018/08/12

具志堅貝塚Ⅱ層の位相

 具志堅貝塚のⅡ層は、1区と2区で貝の構成が大きく異なる。

1区
1

2区
2

 かつ、1区の出土数は2区を大幅に上回り、1区からはゴホウラ、アンボンクロザメの集積が3基検出されている。貝の構成からみれば、1区はオウギガニ段階、2区もオウギガニだが、コモンヤドカリ色を強く持つ。

 その他の状況はつかめないが、この二地点での違いは、アンチの上貝塚と同じ位相にあるのではないかと考えられる。つまり、コモンヤドカリへのメタモルフォーゼをしながら、それをカニを強く残しつつ行うという思考だ。

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2018/08/11

嘉門貝塚Bの位相

 嘉門貝塚B区からは、37基もの貝集積が検出されている。ゴホウラ85、アツソデガイ30、アンボンクロザメ159、ヒメジャコ25である。

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 ポイントは、集積の両端に位置するように置かれたヒメジャコだ。これは、カニのなかでもここがオウギガニ段階であることを伝えている。ヒメジャコは、サンゴ岩のなかに入り、岩に潜むオウギガニの佇まいと似るオウギガニ貝なのだ。

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 全集積について確認できないが、ヒメジャコのそばのアンボンクロザメ集積は掘り込みがない。ヒメジャコがあるからだ。

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 遺物をみると、シオマネキも内包している。左から、シオマネキ女性、シオマネキ男性、オウギガニとなる。

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2018/08/10

アンチの上貝塚の位相 5

 修正を加えてアンチの上貝塚の思考にさいど接近する。

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 小貝塚と集積には、ヤドカリの「尾肢」も漏れがない。小貝塚側の2つのピットと「敲石兼磨石集積」だ。

 ヤドカリが彷彿とするように画像を重ねてみる。

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 小貝塚と集積では、計3対のカニ貝が集められている。ひとつは、男性性の強い集積1と女性性の強い小貝塚4~7。あとの二対は、小貝塚と集積でそれぞれ男女の対になっている(小貝塚Ⅱ層と集積Ⅱ層、小貝塚7と集積2)。

 配置からみると、このカニの対は、ヤドカリの腹部に相当している。

 そして一対をあの世へ送る。小貝塚では、焼けたサンゴ礫を被せているので痕跡が残されている。対応する集積1は、報告書にこう記されている。

 なお、土壙状の掘り込み内からは石灰岩の自然礫や土器の出土も少量あったが、いずれも微細な無文胴部資料で時期等の判定に繋がるようなものは皆無であった。

 目を見張るのは、Ⅱ層の貝だ。男性性の強い小貝塚では、1957個なのに対して、集積側では、22813個で10倍以上もある。女性性が強い。

 集積は、ヤドカリへのメタモルフォーゼを示している。その次に集められた貝たちは、コモン・ヤドカリを直接示したものではなく、オウギガニを通じてヤドカリが思考されている。しかも、鋏に強い男性性を付与しているのに対して、腹部は圧倒的な女性性である。

 しかも、男女は対をなして、離して置かれる(小貝塚5,6と小貝塚4,7、小貝塚Ⅱ層と集積Ⅱ層、小貝塚3と集積2)。ヤドカリは男女の結合を意味する。しかし、アンチの上貝塚人は、結合に距離を介在させた。風を仲立ちにして身ごもる等の兄妹始祖神話の性交の間接化を、これは思い出させる。男女の結合ではない。あくまで、をなり-えけりなのだ、とこの小貝塚と集積は語っているのではないだろうか。

 貝の構成はオウギガニなのに表現しているのはヤドカリ。オウギガニによってヤドカリを見る。その行為を完遂させたところで、オウギガニをあの世へ送る。集積1の貝は三体が殻口を下に向け、三体は横に向けられている。オウギガニへのメタモルフォーゼでは、殻口を上に向けるのとは違う。これはつまり、あの世の方位を示しているのだ。

 アンチの上貝塚は、カニからヤドカリへの葛藤と、母系を維持しようとする意志を明瞭に示した重要な貝塚だ。

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2018/08/09

平敷屋トウバルのイモガイ集積

 平敷屋トウバル遺跡のイモガイ集積について、位置を確かめてみる。

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(『平敷屋トウバル遺跡』より作成)

 こうしてみると、集積1,3,5、集積2,6は、ひとまとまりに見ることができる。

 集積1,3,5
 シオマネキとしてオウギガニへのメタモルフォーゼを思考したもの。

 集積2,6
 シオマネキとしてオウギガニへのメタモルフォーゼを思考したもの。

 集積7、8
 シオマネキとしてオウギガニへのメタモルフォーゼを思考したもの。なぜ、下部でないのかは分からない。

 集積3
 R~Zとあるので、一か所に置かれていたものではない。オウギガニとしてのアンボンクロザメだと考えられる。殻長も小ぶりだ。
 

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2018/08/07

シヌグ堂遺跡の推移

 シヌグ堂遺跡は、Ⅳ層からⅠ層にかけて、海洋性の表現が高まる。オカガニからスナガニへの移行が示唆される。

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 また、マガキガイ、蓋が増える。「陸産貝」は、オカガニの化身貝を象徴すると考えられるが、「陸産貝」の構成比と、(鋏/腹)の構成比は以下のように推移する。

 陸産貝
 Ⅳ:91%
 Ⅱ:83%
 Ⅰ:60%

 (鋏/腹)
 Ⅳ:4%
 Ⅱ:83%
 Ⅰ:179%

 陸産貝が構成比を落とすのは、スナガニへの移行と見なすことはできる。しかし同時に、(鋏/腹)において、
「鋏」の構成比も高まっている。これは、最初オカガニの化身自体と見なす視線から、鋏と腹部、つまり、をなり-えけり関係をみる視線へと変わってきたことを示すのではないだろうか。

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2018/08/06

シヌグ堂遺跡のジュゴン

 住居跡からは、ジュゴンの遺骸や「骨錐」が出土している。遺骸について、肋骨が目立つのは、「骨器の素材として持ち込まれていたからにほかならない」とされている。ジュゴンの骨は「打ちたたかれ、断片になっている骨が多い」。

 遺骸、「骨錐」は、40棟のうち28棟で検出されている。これは、をなり神であることを示しているのではないだろうか。ジュゴンは、兄弟姉妹婚を象徴していたからだ。

 「骨錐」は、ミナミオカガニの脚を示している。


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(『シヌグ堂遺跡:第1・2・3次発掘調査報告』より作成)

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(『シヌグ堂遺跡:第1・2・3次発掘調査報告』)


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2018/08/05

アンチの上貝塚の位相 4

 小貝塚1:鋏、小貝塚8:宿貝、Ⅱ層:腹部を意味しているなら、ヤドカリにおいて思考される貝が示されているはずである。

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 鋏:マガキガイ、アンボンクロザメ、オニノツノ
 宿貝:シラナミ、ヒメジャコ、ヒレジャコ、シャゴウ
 腹部:チョウセンサザエ、サラサバテイラ

 がそれに当たることになる。

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«チョウセンサザエの「をなり-えけり」